マスク等生産設備導入支援事業費補助金のご案内(2020年4月公募開始)令和2年補正
令和2年補正(2020年4月8日公募開始)マスク等生産設備導入支援事業費補助金のご案内
第一回締切4月17日、第二回締切5月1日、第三回締切5月15日、申請期限です。お急ぎください。
マスク等生産設備導入支援事業費補助金は、マスクの更なる増産に係る設備投資の2/3~3/4を国が補助してくれるものです。一発目である今回の予算規模は29.1億円となっております。別ページでまとめたアルコール消毒液増産設備補助金と合わせて予算が組まれています。
申請期限は2020年4月8日~5月15日までと、とても短くなっています。「設備導入検討しているが、それどころでは無い」という事業者様は、申請代行も行っている当社までお問い合わせください。
マスク等生産設備導入支援事業費補助金についてまとめます。
エビデンスは経済産業省HPです。←元ページはこちらをクリック
それでは、概要と具体的に何をしなければならないかを見て行きましょう!
Ⅰ概要
1、事業内容
日本国内において不足が顕在化しているマスクについて、マスク関連原材料メーカー、マスクの成形メーカーなど「マスク生産事業者」が、国からの増産要請に応じ、マスクの更なる増産を速やかに実現するため、製造ラインの増強、新規製造ラインの設置や生産設備の導入等を行うための事業の経費の一部を補助することにより、日本国内でのマスクの安定的な供給量の確保を早期に実現することを目的とするものです。
当社コメント:コメントは特にありません。補助金出すので、マスクを増産するための設備投資をしてください、ということです。
2、補助対象者
次の要件を満たすマスク生産事業者
① 日本に拠点を有していること。
② 本事業を的確に遂行する組織、人員等を有していること。
③ 本事業を円滑に遂行するために必要な経営基盤を有し、かつ、資金等について十分な管理能力を有していること。経済産業省からの補助金交付等停止措置又は指名停止措置が講じられている者ではないこと。
④
マスク生産事業者としてマスク関連原材料若しくはマスクを生産した実績を有していること。
⑤ 経済産業省及び厚生労働省が発出した「新型コロナウイルスに関連した感染症の発生に伴うマスクの安定供給について」に基づき、マスク生産を行い当面の間国内向けのみ出荷すること。
⑥ 国からの増産要請に応じ、かつ、更なる増産の早期実現を目指し、マスクの増産に必要な資材・人材等の体制を構築しようとしていること。
当社コメント:既にマスクを製造している、小規模でない会社、と理解すれば結構かと思います。従業員さんが5名未満くらいの会社さんは厳しいかもしれません。
3、公募期間
募集開始日:令和2年4月8日(水)
締 切 日:
第1回4月17日(金)12時必着(4月末機械装置設置完了事業者)
第2回5月 1日(金)12時必着(5月中機械装置設置完了事業者)
第3回5月15日(金)12時必着(6月中機械装置設置完了事業者)
※メール可
当社コメント:短すぎますよね。。設備を遅くても6月中に設置できるのか。。急いでくれというメッセージでしょうが。事前着手の届け出は必須となりそうです。
4、事業実施期間
交付決定日~令和2年9月30日
当社コメント:実施期間とは設備投資の発注、納品、支払い、までの期間です。原則採択されるまでは発注してはいけませんし、支払いが10月になってはいけません。スケジュール感を確認ください。
Ⅱ補助率・補助額・具体例
1、補助率・補助額
① 補助率
中小企業者:補助対象経費の3/4以内
中小企業者以外:補助対象経費の2/3以内
② 補助額
上限30,000千円
(参考)補助額30,000千円は、
補助対象経費:中小企業者:40,000千円
中小企業者以外:45,000千円
当社コメント:ものづくり補助金と比べると、補助率も補助額も高くなっています。国の本気度が見えます。
※一般事業と先進的事業に分かれていますが、先進的事業の補助額は2億と大きく、かつ補助率が1/4となるため、予算29億の大半は一般事業が主となると予想します。ですので、先進的事業については本ページでは割愛します。先進的事業を検討される方は経済産業省HP公募要項又は当社まで個別相談ください。
2、補助対象経費
原則新品の機械装置費、電気工事等工事費、現状設備の増産強化のための改修費。
3、補助対象具体例
① 一般事業を実施するA社(中小企業者)の場合
マスク生産事業者A社は、既存のマスク成形ラインの増強のため、30,000千円の機械装置を購入し、設置に必要な10,000千円の電気工事を行う事業を実施する。
・補助事業に要する経費:合計40,000千円
(補助率及び補助額:中小企業者3/4及び30,000千円)
・補助対象経費:合計40,000千円
・補助金申請額:合計30,000千円
当社コメント:これがモデルケースです。4,000万円設備投資して、3/4の3,000万円補助金をもらおう、というイメージです。
3、全体スケジュールと補助金の支払時期
補助金の支払いは、基本、事業終了後の精算払です。
当社コメント:原則のスケジュール感としては、5月上旬に採択発表→5月中旬交付決定→5月末発注→6月下旬納品、4,000万円振込→7月末3,000万円補助金入金、というイメージです。
が、普通に考えると納品が無理かと思いますので、交付決定の前に発注が可能となる事前着手の届け出を提出することになるかと思います。
この場合のスケジュール感は、4月末発注→5月上旬に採択発表→5月中旬交付決定→6月下旬納品、4,000万円振込→7月末3,000万円補助金入金、というイメージです。これでも相当タイトなスケジュールですね。
Ⅲ応募方法
1、申請提出書類
①申請書(様式1)
②「マスク等生産設備導入支援事業費補助金(マスク生産設備導入)」申請について(様式2)
③提案書<一般事業>(様式3)
④経済産業省及び厚生労働省が発出した「新型コロナウイルスに関連した感染症の発生に伴うマスクの安定供給について」
⑤その他
生産装置のスペックがわかる資料、見積り、納品日・工事完了日がわかる資料等、会社概要(パンフレットなど)、直近の財務諸表、2か年の生産量に関する資料
書式はこちらの募集要項の最終頁にあります。ワードでダウンロードして入力しましょう。
④が謎です。これのことでしょうか。↓これでした。
新型コロナウイルスに関連した感染症の発生に伴う マスクの安定供給について
現在メールにて問い合わせしています。わかり次第こちらに追記いたします。
早速回答がありました。
「事業目的に、通達文に資する事業と記載しております。
1-1.事業目的
本事業は、経済産業省及び厚生労働省が発出した「新型コロナウイルスに関連した感染症の発生に伴うマスクの安定供給について」に資する事業です。
そのため、本事業の目的を理解していただくために、添付を求めているものです。」
ということでした。添付しましょう。
2、提出先
郵送等又は電子メール
申請期間が短いので、現実問題としてメールになりそうですね。
Ⅳ審査基準
主な審査基準は下記の通りです。
①応募資格を満たしているか。書類不備が無いか。
②事業を遂行するための資力、資金調達能力を有しているか。
③事業規模及び継続性
【例】補助事業により整備するマスク生産設備の規模が、過去2ヶ年の事業者の事業規模等の観点から適当か。また、補助金交付目的の達成に向けて、継続的に施設運用が図られるよう客観的情報に基づき中長期的な資金計画等が作成されているか。
④事業の実施方法等について、本事業の成果を高めるための効果的な工夫が見られるか。
その他、マスク製造関連の知見を有しているか、実施体制は適切か、など、事業者の適格性が審査されます。
ものづくり補助金のように、革新性までは求められていません。事業者の規模や財務状況、正確な申請内容、が主に審査されるものと思います。
まとめ
以上、4部構成で、Ⅰ概要、Ⅱ補助率、Ⅲ応募方法、Ⅳ審査基準、を詳しく解説しました。
かなり申請期間が短いため、大変かと思いますが、それは他社も同じです。その分申請できる企業も限られてきますので、採択率は高いと思います。
本記事「マスク等生産設備導入支援事業費補助金のご案内(2020年4月公募開始)令和2年補正」を参考に、是非とも挑戦してみましょう!
「そうは言っても今はそれどころじゃない」
「設備投資は検討するが申請期限に間に合わない」
という事業者様は、申請代行も行う当社へお早めにお問い合わせください。
担当 玉川、都
06-6360-2801